AIと少子化について① -AIに少子化について質問-
2024/5/20 公開
少子化による人手不足を補うために、AI技術が今後活躍すると巷で言われてます。
先日、OpenAIからChatGPTの最新モデルである「GPT-4o」が発表されました。
ChatGPTの古いモデルでは扱う情報が古かったり、機能面で出来ることも限られていましたが、最新モデルではWebからリアルタイムの最新情報を取得したり、テキスト以外に画像や音声処理も出来るようになりました。
ある調査によると、日本とアメリカの「職場におけるAI導入率」は日本13.3%に対して、アメリカ30.2%と2倍以上の開きがあったそうです。
人手不足が深刻化している割にはAIの導入については日本は後れを取っている状況です。
ところで、もしAIに日本の少子化について質問してみたら、どんな回答が返ってくるのか試してみました。
環境はOpenAIの無料版でChatGPTのGPT-3.5、GPT-4o(限定)となります。
質問1:日本の少子化の原因は何?
・経済的な理由(生活費の高さ、非正規雇用の増加)
・仕事と家庭の両立の難しさ(長時間労働、保育所不足)
・社会的要因(女性の社会進出、結婚観の変化)
・価値観の変化(個人主義の浸透)
・政府の対策不足(支援策の不十分さ)
AIからは一般的によく言われているような回答(簡略)が返ってきました。
質問2:どうやって少子化を解決する?
・経済的支援の強化(子育て支援金の増額、教育費の補助)
・仕事と家庭の両立支援(労働環境の改善、育児休業制度の拡充)
・保育所の整備(保育所の増設、保育士の待遇改善)
・結婚・出産支援(婚活支援、妊娠・出産に関する医療支援)
・働く女性への支援(キャリア支援、職場の多様性推進)
・社会意識の変革(男女共同参画の推進、家庭教育の充実)
・地域社会の支援強化(地域コミュニティの活性化、地方移住の支援)
こちらの回答(簡略)についても、ほぼ政府が取り組んでいる対策ですね。
他にも気になったことを質問してみました。
質問3:日本の出生数は何年に50万を下回る?
出生数の減少ペース:近年、出生数は年間数万人単位で減少しています。たとえば、2015年から2020年の間に、出生数は約10万人減少しました。このトレンドが続くと仮定します。
現在のペースで減少が続くと仮定した場合、2030年代前半から半ばにその可能性があると予測されます。
ただし、政府の対策や社会的・経済的要因によっては出生数の減少ペースが緩やかになるかもしれないそうです。
私は以前、このままいくと15年以内に50万を切る可能性をブログに書きましたが、AIからの回答もやはり同じでした(AIのほうがどちらかというと少子化ペースが速い予測)。
→15年以内に出生数50万を下回る!?
今後も経済状況が変わらず政府の少子化対策で効果が出なかった場合、最悪AIの回答通りの未来が待っています。
質問4:少子化は解決できる?
少子化の問題は非常に複雑であり、完全に解決するのは難しいかもしれませんが、効果的な対策を講じることで状況を改善することは可能です。
少母化や効果的な対策がなかなか打てないのが現状であって、今後も厳しい状況が見込まれますが、世論と比べAIからは今のところ楽観的な回答が返ってきたなと思います。
今回はいったんこれまで、、